若いころと違って夜の生活は、マンネリ・出産などでなくなりがちですね。
しかし、ここはきちんと見直しましょう。
きちんとパートナーと肌を合わせることはとても大事なことです。
もし、あなたとパートナーがともに夜の生活を不要と考えているのならば大きな問題はないでしょう。
しかし、あなた、あるいはパートナーのどちらかがそれに不満を感じていれば、これは深刻な夫婦崩壊の原因へとなっていきます。
夫婦のあり方というものも一言で言い表せるものでもないので、繋がりのない、薄い夫婦という夫婦の形も一つの形ではありましょう。
書類一枚でつながった仮面夫婦も、法律上は夫婦です。
ただ、夫婦の形は書類一枚で形成され、肝心の男女がそれぞれ家庭の外で各々恋愛しているというような夫婦では、たとえこれも夫婦の1つの形ではあっても望ましい形とは言えないと思います。
個人的には、それでは夫婦でいる価値がないと思いますので。
いまどきそんな考え方は古いと言われるかもしれませんが、私の理想の夫婦は、やはり『老いても肩を抱いて並んで座れる夫婦』です。
そのためにも、たとえ性欲自体は減退してきても肌を重ねる時間は作るべきだろうと考えている次第です。
人間、なんのかんのといっても肌の距離が心の距離です。
今回は夜の話ということでお話していますが、本当は無意識の時の肌の距離が心の距離だと思っています。
これって否定できないと思うのですよ。
意識しなければ、心の遠い相手の姿は映らなくなりますし、心の近い相手は安心感を求めてそばに寄りますので。
だから、肌を重ねるという行為は思いのほか重要だと思う訳です。
意識下で思うのではなく、無意識下で安心できる存在というものを求めるわけですから、当然ある日突然そうなるものではなく長い時間をかけて心に刷り込ませなくてはそうはなりません。
ですから、ただ性欲のなくなるままに夜の生活をなくすのではなく、心の距離を近づける互いの肌の温度を確かめるという意味で夜の生活を過ごす努力をすることは夫婦の仲を保っていくために重要な要素であると考えます。
もしあなたが、レスになって久しいなあ……と思った時にはあなた自身ではなく相手がどう思っているかにも心を広げてみて下さい。
きっと、それが『コツ』だと思いますよ。